【症例集】 過敏性腸症候群(IBS)

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過敏性腸症候群(IBS)|鍼灸 翠風院(神戸三宮)

神戸三宮 鍼灸・過敏性腸症候群・IBS・自律神経・体質改善・やさしい鍼


「朝になるとお腹が痛くなる」「外出先でトイレが心配」「人と食事をするのが怖い」——。過敏性腸症候群(IBS)は見た目にはわかりにくいものの、日常生活の質を大きく下げます。当院では東洋医学の診立てで体質(証)を見極め、やさしい鍼灸と生活指導で根本的な回復を目指します。

症例紹介(20代男性)

主訴:朝の腹痛・下痢・吐き気(IBS)/左腰の痛み

経過:小学生の頃から朝の腹痛があり、社会人になってもストレスで下痢や吐き気が増加。慢性的な腰の怠さもあり来院。

診立て:東洋医学的に「脾」「腎」の働きが弱っている脾腎両虚と判断。腰の「腎」へのお灸、足の「脾」への補法の鍼を中心に施術。

結果:初回から腰の軽さを実感。1か月(週1回×4回)で腹痛・下痢の頻度が減少。現在は2週間に1度で体調維持中。

※施術効果には個人差があります。本症例は参考例です。

東洋医学から見たIBSのタイプと治療方針

当院では舌・脈・睡眠・疲労感・食欲など全身所見を総合して「証」を立て、次のタイプ別に施術を検討します。

肝気鬱結型
ストレスで腹部膨満やガスが強い方。気の巡りを整え、自律神経の緊張を緩和します。
脾胃虚弱型
食後に不調が出やすく疲れやすい方。消化吸収を助け、脾胃を補う治療を行います。
痰湿・湿熱型
腹部の重だるさや粘性の便、下痢が目立つ場合。体内の湿や熱を調える施術を行います。
腎陽虚型
冷えや慢性的な便秘、倦怠感が強い方。温めて働きを補う方法をとります。

当院の施術の特徴

  • 初診は約60分の丁寧なカウンセリングで体質を診立てます。
  • 必要最小限のツボを正確に選び、少数鍼を用いてやさしく施術します。
  • 敏感な方・お子さまには刺さない鍼(打鍼・古代鍼)も利用可能。
  • 東洋医学に基づく食事・睡眠・ストレス対策の具体的アドバイスを行います。
  • 施術ごとに経過を評価し、必要なら医療機関と連携します。

現代医学と鍼灸 — なぜ効果が期待できるのか

研究では、鍼灸が自律神経のバランスを整え、脳腸相関に働きかけ、炎症や痛み伝達に影響を与えることが示唆されています。薬の副作用が気になる方や、自然な方法で根本的に整えたい方に有力な選択肢となります。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 施術は痛いですか?

A. 基本は刺激を抑えた少数鍼を用い、ほとんど痛みを感じにくいです。ご希望があれば刺さない鍼も選べます。

Q. どのくらい通えばよいですか?

A. 症状や体質により異なりますが、初期は週1回程度で改善を見ながら、改善後は2〜4週に1回の維持を目安にしています。

Q. 精査や薬は必要ですか?

A. 血便・体重減少・高熱などの「赤旗」所見がある場合は、医療機関での精査が必要です。当院は必要時に速やかに連携・紹介いたします。

まずはご相談ください

初診は問診と全身所見に基づく診立てを行い、あなたの「証」に合わせた治療計画を提案します。初めての方も安心してご相談ください。

※本ページは情報提供を目的としています。施術効果は個人差があり、記載の症例は効果を保証するものではありません。

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