【症例集】緊張しやすい、イライラしやすい

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三宮 鍼灸 ストレスと緊張|神戸の鍼灸 翠風院 症例と東洋医学的解説

三宮 鍼灸 ストレス・緊張しやすい・体が強張る・イライラ・自律神経・肝気鬱結・東洋医学

神戸三宮で「緊張しやすい」「身体が強張る」「イライラして疲れやすい」とお悩みの方へ。
鍼灸 翠風院では、ストレスや感情の影響を身体の反応としてとらえ、呼吸と気の流れを整えることで、 心と身体の緊張をやわらげていく施術を行っています。

ストレスと緊張 ― 東洋医学の視点から

東洋医学では、緊張やイライラを「気の巡り」が滞ることによって起こると考えます。 この状態を肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼び、肝の臓が“のびやかさ”を失っている状態です。 肝は自律神経や感情の働きと深く関わり、過度のストレスや我慢、環境変化などで働きが乱れると、 呼吸が浅くなり、全身が強張ってしまいます。

現代医学的にも、交感神経が過度に緊張することで筋肉の硬直・血流不足・不眠・疲労が生じるとされています。 鍼灸はこの自律神経のバランスを整えることにより、 身体と心が自然に緩む方向へ導くことができます。

実際の症例紹介

【症例1:20代男性/緊張しやすく身体が強張る・イライラしやすい】

主訴:緊張しやすく、身体が強張る。イライラしやすい。

現病歴:子供の頃から緊張しやすい性格で、人前で話すときや仕事中に身体が固まってしまう。 社会人になってからは疲れやすく、人に小言を言われると強いストレスを感じ、イライラして集中できない。 運動習慣がなくなり、ストレス発散ができない状態で紹介を受けて来院。

施術経過:体表観察では全身が常に力んでおり、わずかな刺激でも敏感に反応。 特に腹部・手首・足首などを触れようとするだけで「ゾワゾワする」と表現。 これは交感神経が優位になり、身体が常に“防御反応”を起こしている状態。 「肝の気」がのびやかに巡らず、内側にこもっている「肝鬱気滞」と判断。

鍼が怖いとのことで、刺さない鍼(打鍼)を用いた腹部施術を実施。 腹部の緊張がゆるむと、全身のこそばゆさが軽減し、背中・首・肩の強張りもやわらぐ。 初回で大幅に体の軽さを実感し、2〜3回目には9割以上改善。 現在は月1〜2回のメンテナンスで安定している。

ストレス 緊張 鍼灸 神戸三宮 翠風院 症例

※症例は個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。 体質や生活習慣、精神的負荷により経過は異なります。

ご予約・ご相談はこちらから

ストレスや緊張による身体のこわばり・息苦しさ・不眠などでお困りの方は、ぜひご相談ください。
初回相談はLINEで無料受付中。完全予約制の落ち着いた空間で、静かに身体と向き合う時間をお過ごしください。

東洋医学的にみる「緊張しやすい体質」と整え方

東洋医学では、人の身体と心は「気・血・水(き・けつ・すい)」で構成され、これらの巡りが乱れると不調が生じると考えます。 緊張しやすく、身体がこわばるタイプは、主に肝気鬱結(かんきうっけつ)型、 または気滞血瘀(きたいけつお)型が多く見られます。

1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)型 ― 感情の抑圧・ストレス過多

感情を抑え込みやすく、真面目で責任感が強い方に多いタイプです。 イライラ・ため息・喉や胸のつかえ・月経不順・めまいなどを伴うこともあります。 鍼灸では太衝・内関・百会・風池などを用い、上昇しすぎた気を穏やかに下ろしていきます。

2. 気滞血瘀(きたいけつお)型 ― 長期的なストレスによる血の滞り

長時間の緊張やストレスが続くと、血の流れも滞ります。 肩・背中・首が硬く張り、時に頭痛や目の疲れを伴うのが特徴。 合谷・肩井・膈兪などを刺激し、首肩の血流とともに精神的な解放感を促します。

3. 気逆(きぎゃく)型 ― 急に息苦しくなる・頭に血がのぼる

緊張が強くなると、呼吸が浅くなり気が上半身に逆流するタイプ。 のぼせ・動悸・喉の違和感・不安感が現れやすく、内関・三陰交・関元などで呼吸を深めます。

4. 日常でできるセルフケア

  • 1日3回、ゆっくりと「深いあくび」をする(交感神経を鎮める)
  • 胸を開くストレッチをして、呼吸を止めない
  • 湯船にゆっくり浸かり、肩甲骨まわりを温める
  • イライラを感じたら、口から長く息を吐く
  • 寝る前に「足首」「お腹」「背中」を温めて眠る

鍼灸によるストレスケアは、「リラックスさせる」だけでなく、 身体が自然に緩む“回路”を取り戻すことを目的としています。 心身の緊張がほぐれると、呼吸が深くなり、表情がやわらぎ、 自然と人との関わり方や集中力にも変化が生まれます。

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※本ページは一般的な医療情報を提供するものであり、効果を保証するものではありません。

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