【症例集】糖尿病
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糖尿病と鍼灸|神戸三宮の鍼灸 翠風院
神戸三宮 鍼灸・糖尿病・血糖値・東洋医学・自律神経・体質・脾腎・冷え
「薬だけに頼らず、自然な力で整えたい」と感じていませんか。
鍼灸 翠風院では、東洋医学に基づき血糖バランスと自律神経の調和を図り、身体全体を健やかな状態へ導いていきます。
糖尿病とは ― 西洋医学からみた考え方
西洋医学では、糖尿病はインスリンの分泌低下やインスリン抵抗性によって血糖が高くなる慢性代謝疾患とされています。 放置すると神経障害・腎症・網膜症・動脈硬化などの合併症を招くリスクがあり、早期のケアが重要です。
東洋医学からみた糖尿病 ― 「消渇(しょうかつ)」という概念
東洋医学では糖尿病を「消渇(しょうかつ)」と呼び、体の中の津液(潤い)や陰(冷静さ・安定性)が不足し、 「内熱」がこもることで喉の渇き・多尿・体の乾燥などが起こると考えます。 その原因は、過労・ストレス・不規則な食事・甘味や脂肪の摂りすぎなどによる陰陽のアンバランスにあります。
この状態を整えるために、鍼灸では「気・血・水」の流れを調え、脾と腎の働きを高めることを重視します。
症例紹介 ― 実際に見られた変化
【症例1:70代男性】
主訴:糖尿病
現病歴:20年前より糖尿病。インスリン注射を継続しつつ、体調維持を目的に来院。 脈診・腹診により脾腎の虚弱を確認。
施術内容:脾腎を補い、気血の循環を促す施術を中心に月2回実施。 3回目の検査でHbA1cが7.2→6.1へ。以降は月1回の継続で安定。
【症例2:60代男性】
主訴:糖尿病・倦怠感
現病歴:5年前より糖尿病。仕事のストレスが強く、夜間多尿と眠りの浅さを訴える。
施術内容:自律神経を整え、脾胃の働きを補う経穴を使用。 5回目以降より倦怠感が軽減し、HbA1cが6.8→5.6に変化。
※施術効果には個人差があります。
東洋医学的にみた糖尿病の仕組みと整え方
東洋医学では、糖尿病を単なる「血糖値の異常」とは捉えません。 胃腸・腎・肝など全身のバランスの乱れを整えることが、結果として血糖コントロールにつながると考えます。
1. 気血の流れを調える
血行を促進し、代謝を整えることで体の内側から温かさと活力を取り戻します。
2. 陰を補い、体を潤す
体液不足や内熱をやわらげ、喉の渇き・多尿・ほてりなどの症状を和らげます。
3. 脾腎を補う
食べ物をエネルギーに変える脾(胃腸)と、生命力を蓄える腎の働きを整えます。
よく使われる経穴(ツボ)
- 足三里(あしさんり)
- 脾胃を補い、消化吸収と代謝を整える。
- 公孫(こうそん)
- 脾胃の虚弱を整え、血糖バランスの安定に関わる。
- 三陰交・太谿・腎兪など
- 腎の働きを支え、陰虚を整え体に潤いを与える。
鍼灸を受ける際の注意点
- 主治医による血糖やHbA1cの定期検査を継続してください。
- 糖尿病の方は傷の治りが遅いため、当院では完全使い捨て鍼と徹底した衛生管理を徹底しています。
- 虚弱体質・高齢者・合併症がある場合は刺激量を慎重に調整します。
まずはご相談ください
糖尿病は数値だけでなく、心と身体の調和が大切です。
鍼灸 翠風院では、医療機関と連携しながら、自然な回復力を引き出す施術を行っています。
初回相談はLINEで無料受付中です。
糖尿病に関する正確な医学情報は、糖尿病情報センター(国立国際医療研究センター)をご参照ください。